このページでは、2本のロボットアームを備えた「双腕協働ロボット」について解説します。双腕協働ロボットのメリットや注目機種も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
双腕ロボットとは産業ロボットの一種です。その名の通り、2本のロボットアームを備えており、より複雑な作業を行えます。
2本の腕があることで、双腕協働ロボットは人間の手の動きをトレースする自動化作業に対応できます。
省人化のほかに、単腕型の協働ロボットでは必要だったさまざまなアタッチメントも省くことができるというメリットもあります。
属人化していた品質管理の作業なども、ばらつきなくロボットで行えるようになります。
※参照元:カワダロボティクス公式HP(https://www.kawadarobot.co.jp/nextage/)
人間と一緒にはたらくヒト型ロボットというコンセプトのもと開発された「NEXTAGE」。両腕で可搬質量6kgというロボットアームには、高い汎用性があります。電子部品をはじめ、これまでは自動化が難しかった作業にも対応可能です。
リスクアセスメントを前提に、柵や囲いを設置せず作業ができるため、作業現場における人間との協働が可能です。
※参照元:川崎重工業 公式HP(https://robotics.kawasaki.com/ja1/products/robots/dual-arm-scara/duAro1/)
「Kawasaki Robotics」社が開発した「duAro」は、人間との革新的な共同作業を実現する双腕スカラロボットです。2本のアームにはそれぞれ異なるアタッチメントを装着でき、複雑な組立作業にも1台で対応可能です。
ダイレクトティーチングやタブレット端末によるティーチングが可能なので、ロボット未経験の作業員でも扱うことができます。
より人間に近い複雑な作業にも対応できる「双腕協働ロボット」ですが、導入する目的によってはオーバースペックになることもあります。目的としている具体的な作業の内容にあわせて、協働ロボットの導入を検討しましょう。
このウェブサイトでは、協働ロボットの導入に役立つスペック表も掲載しています。目的に合わせて参考にしてみてください。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)