JAKA Roboticsは「ロボットにより人間の両手を自由にする」ことをミッションに掲げ、2014年に中国で創業(※)しました。そのベースには、上海交通大学ロボット研究所が1979年以来(※)培ってきたコア技術があります。
JAKAは創業以来、ドライブ・コントロール・インテグレーション、インテグラル・ジョイント、フリードライブ・プログラミング、ワイヤレス・コネクションなど複数の応用分野で実績を重ね、ロボット開発のトレンドをリードしてきました。
※参照元:JAKA Robotics HP(https://www.idec-fs.com/jaka/)
モデル | 質量 | 可搬重量 | リーチ長 | ダイレクトティーチング機能 | 位置繰り返し精度 | トルクセンサーの搭載 |
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JAKA Zu3 | 12.2kg | 3kg | 587mm | ○ | ±0.03mm | - |
JAKA Zu7 | 22kg | 7kg | 814mm | ○ | ±0.03mm | - |
JAKA Zu12 | 41kg | 12kg | 1327mm | ○ | ±0.03mm | - |
JAKA Zu18 | 35kg | 18kg | 1073mm | ○ | ±0.03mm | - |
※可搬重量:ロボットの性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。
※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。
※ダイレクトティーチング:作業者が手でロボットを動かし、直接動作を覚えさせる方法。ロボットになれていない方でも、簡単に動作設定ができます。
※位置繰返し精度:同一条件下で繰り返し検査を行った場合の測定値の変動幅(ばらつき)のこと。幅の値が小さいほど正確であることを示しています。
※トルクセンサー:トルク(軸をねじる力)を計測するための装置のこと。協働ロボットにおいては、人や障害物との接触を検出することにも役目を果たしています。
JAKA Roboticsの協働ロボットは他メーカーと比べて低価格ながら、繰り返し位置精度は±0.03㎜と精度が求められる作業にも適性があり、コストパフォーマンスに優れているといった特徴があります。
JAKAが他メーカーのロボットと大きく異なるのは、ティーチペンダントを使わない点です。
Wi-Fi接続されたタブレットPC、携帯電話、PCを使用して、JAKA APP上で必要な動作をドラッグ&ドロップして教示作業を行います(ダイレクトティーチングも可)。
メンテナンス性にも優れており、簡単にジョイントを分解してメンテナンスや移設が可能です。
高精度・メンテナンスが簡単など、JAKA Roboticsの協働ロボットは「性能」に優れています。協働ロボットを業務の効率化に役立てるには、目的に適したロボットの導入が重要です。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口で協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
本体重量わずか12.2kg。軽量・省スペースで、高速稼働が可能なモデルです。IT機器や家電、精密機器の製造、教育やサービスの分野における利用に最適化されています。
幅広い用途に対応可能なモデルです。主な活用分野として、自動車及び関連産業、IT機器、精密機器製造、新エネルギー、医療機器、化繊業が想定されています。
JAKAのラインナップの中でも大きい1,327mmのリーチ長を持つモデルです。金属加工や樹脂成形加工、自動車部品の製造、医薬化学品関連分野での使用に最適化されています。
本体重量18kgの軽量・省スペースながら、可搬重量は18kgのハイコストパフォーマンスモデル。自動車部品の製造や金属加工、 射出成型関係、医薬化学品関係での使用に最適化されています。
※引用元:JAKA公式YouTube(https://youtu.be/DRsbWw-Xp9U)
手作業による小ロット生産で品質にばらつきが生じる問題を改善するため、サンドブラストプロセスにJAKA Zu7を導入して自動化を図りました。
これによって生産が最適化されたのに加え、不良品率と労働災害の危険性が低減されるという効果も見られました。
※引用元:JAKA公式YouTube(https://youtu.be/6aeqOOQuGpo)
自動車用の金属部品のコーティング工程は、高温のワークを取り扱う必要があり、精度の高い作業が求められます。
これまでは2人の作業者が部品のバリ取りとコーティングを行っていましたが、それらすべての作業を1台のロボットで自動化。
1日あたり800~1200個の部品の安定供給を、低コストで実現するに至りました。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)