このページでは、研究機関や研究開発所における協働ロボットの事例を紹介します。協働ロボットの選び方なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
研究機関において、小型ロボットアームを活用した研究事例が数多く報告されています。たとえば九州工業大学大学院では「液体と気体のクロスフロー現象」のメカニズム解明の基礎研究の一部に活用されており、データを効率よく収集することに役立っているそうです。
また協働ロボットを活用した教育・研究を行う産学連携の取り組みも行われており、金沢工業大学の出村研究室と住友重機械工業が、協働ロボット「Sawyer」を活用した取り組みを開始したと報告しています。
今後も分析作業の自動化など研究に必要となる様々な作業で、協働ロボットは活用されるでしょう。
※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=h_8edF30my0&list=PLxOt3pxrWSlvjEZYgeehpX_xPNVGdo4rK&index=1)
「ユニバーサルロボット」が開発した協働ロボットは性能面に特化しています。高い再現性で繰り返し作業を行えるうえ、プログラミングも簡単。新規プロジェクトにも柔軟に対応できるのが強みです。
たとえば研究機関や研究開発所では、分析作業も可能。人為的な汚染を避けなければならない作業もロボットに任せられるため、研究者の安全確保にもつながります。
なお、ロボットは小型かつ軽量のため、小規模の研究室にも導入しやすいでしょう。
※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=t6JAH5yEbyQ&t=124s)
「Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)」の協働ロボットは性能が高く使いやすいのが魅力。研究機関や研究開発所では、糖度や酸度の検査のほか撮影、計量、試験間の洗浄などの用途にロボットを活用できます。
単純ではあるものの手間がかかる…という作業を協働ロボットに任せることで、研究作業に集中できる環境を実現できます。プログラミングも簡単に行えるため、導入時の手間も軽減できるでしょう。
※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=g1wHYp31_PQ)
「デンソーウェーブ」のCOBOTTAは、コンパクトかつ軽量ボディで持ち運びを容易に行えるのが魅力的。ロボットにはコントローラが内蔵されています。また、鋭利な部分のない丸みを帯びた形状と速度・トルクを監視するセンサで安全性にも配慮しています。
研究機関・研究開発所においては、たとえば薬品の濾過や撹拌、定容作業などを任せられます。ダイレクトティーチング機能も備わっているため、COBOTTAに動きを覚えさせるのも簡単です。
研究機関や研究開発所では、薬品の撹拌や分析、検査、洗浄などさまざまな作業が発生します。なかでも単純な反復作業は手間かかり、その時間を惜しく感じている研究者の方も多いでしょう。
協働ロボットは反復作業を任せるのに適していますが、安全性はもちろん「どんな作業を任せたいのか」を明確にしたロボット選びが大切。作業によってロボットを設置する場所や必要なリーチ、可搬重量、精度などが異なるため、作業内容や研究の特性に合ったロボットを選びましょう。
協働ロボットはさまざまなメーカーが開発・販売しています。このウェブサイトでは協働ロボットについて詳しく解説しているのはもちろん、おすすめの協働ロボットを選定して紹介しています。比較するためのスペック表も掲載しているため、協働ロボット選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)