住友重機械工業は銅山で使用する機械・器具の製作と修理をになう「工作方」から始まりました。
以来、「一流の商品とサービスを世界に提供し続ける機械メーカーを目指す」という理念のもと、ナノテクノロジーの世界から横浜ベイブリッジや東京湾アクアライン橋梁といった巨大構造物まで、あらゆる分野で産業をささえるモノづくりを行っています。
中でも加速器技術の経験が豊富で、その技術を応用した製品は、医療、産業、科学の分野で幅広く利用されています。
モデル | 質量 | 可搬重量 | リーチ長 | ダイレクトティーチング機能 | 位置繰り返し精度 | トルクセンサーの搭載 |
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Sawyer | 19kg | 4kg | 1260mm | ○ | - | - |
※可搬重量:ロボットの性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。
※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。
※ダイレクトティーチング:作業者が手でロボットを動かし、直接動作を覚えさせる方法。ロボットになれていない方でも、簡単に動作設定ができます。
※位置繰返し精度:同一条件下で繰り返し検査を行った場合の測定値の変動幅(ばらつき)のこと。幅の値が小さいほど正確であることを示しています。
※トルクセンサー:トルク(軸をねじる力)を計測するための装置のこと。協働ロボットにおいては、人や障害物との接触を検出することにも役目を果たしています。
Sawyerは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く協働ロボットメーカー、Rethink Robotics社が開発した7軸単腕型協働ロボットです。
Rethink Robotics社が掲げるミッションは、「ロボットをより身近に、より使い易く、より実用的に」。Sawyerには同社の保有する人工知能のノウハウが盛り込まれており、設定・操作も含め必要な機能が搭載されているため、多様な作業に対応して現場を効率よく支援します。
人の役に立てることを考えて作られたRethink Robotics社の協働ロボットは、「性能」面において優れています。協働ロボットを導入するなら、目的に適した特徴を持つものを選びましょう。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口で協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
Sawyerはダイレクトティーチングに対応しており、また、Google Chrome画面で容易にプログラミングできるという特徴を持っています。また、高感度なフォースセンサーがすべての関節に装備されており、わずかな力にも反応し、繊細な動作が可能なため、プラスチック製品や資材の扱いが得意です。
7軸の関節を持つSawyerは複雑な姿勢を取ることができるため、射出成形機内の狭い作業エリアへのローディング/アンローディングが容易にできます。
また、やさしいタッチで製品を扱えるので、プラスチック製品の取り付け、出荷用のブリスターパックや気密容器への梱包も得意です。
引用元:
Rethink Robotics GmbH youtube
(https://www.youtube.com/watch?v=7WtAoys5mNo)
街路灯の製造を行うこの会社では、LEDへの切り替えに伴って受注が急増しました。そこで、人に代わって反復作業を行うためにSawyerを導入。
最初は職を奪われるのではないかと警戒していた従業員たちもいましたが、結果的にSawyerは生産性を上げると同時に従業員をリスクから守ることになりました。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)