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【用途】マテリアルハンドリングにおける協働ロボットの活用事例

目次

協働ロボットの用途として多いのが、原材料や製品など、モノを移動させる「マテリアルハンドリング」。協働ロボットによるマテリアルハンドリングは、様々な業種業界で採用されています。

このページでは、マテリアルハンドリングにおける実際の協働ロボットの活用事例や、選び方などについて詳しくご紹介しています。

マテリアルハンドリングの用途における協働ロボットの選び方

協働ロボットは、物品の移動や搬送、仕分け、充填、組立、包装、梱包などさまざまな工程で使われています。いずれの作業も協働ロボットで自動化することに成功すれば、生産性は大幅に向上するでしょう。

また、一台のロボットで複数の業務を自動化できれば、その分仕入れる台数も少なくすみ、コストカットにも繋がります。作業者がすぐに使えるよう、短時間で簡単にプログラムできるロボットを選ぶことも大切です。使えるまでに時間がかかってしまうと、かえって生産性が落ちてしまうリスクも発生します。多用途性と使いやすさに着目して、自社に合った協働ロボットを選んでください。

マテリアルハンドリングの用途における協働ロボットの事例

包装工程の自動化を叶えた「ABB」

※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=VY0JH4CrtFs)

高級食材の包装工場では、「人間よりもロボットの方が作業が速い」との声を受け、包装工程でABBの協働ロボット「GoFa」を導入。ABBのエンジニアは豊富な知識を共有し、工場の労働条件、生産効率アップのための自動化ソリューションを提案してくれたとのことです。従業員からも喜びの声があがり、今後もABBと一緒に取り組むプロジェクトが増えることを期待しています。

※引用元:ABB公式youtube(https://www.youtube.com/watch?v=VY0JH4CrtFs)

梱包物の変更も
手軽にできる
「ユニバーサルロボット」

※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=dsVZ0TGUHHM)

毎日さまざまな特産品のラベル付けや梱包などの作業を行っているAtria Scandinaviaでは、消費者へ食品を少しでも新鮮な状態で届けようとユニバーサルロボットを導入。

普段の業務効率化はもちろん、以前に使っていたロボットは扱う食品に合わせて設定を変えるのに6時間かかっていたのが、ユニバーサルロボットでは20分で可能なため、大幅に作業時間を短縮することができました。

※参照元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/blog/協働ロボットで食品飲料業界の姿が変わる/)

複雑な包装・梱包を自働化
「NEXTAGE」

NEXTAGEの導入事例写真

※引用元:グローリー公式HP(https://www.glory.co.jp/product/case/detail/id=1303)

富士レビオでは、多品種変量生産に対応する人員確保が困難だったために、NEXTAGEを導入しました。

安全柵なしで稼働可能なNEXTAGEを3台導入したことで、人と協働ロボットがともに働く環境を実現。包装・梱包工程の担当人員を8名から1.2名まで削減でき、手の空いた人員の他の作業への再配分に成功しました。

※参照元:グローリー公式HP(https://www.glory.co.jp/robot/case/detail/id=1645)

効率化と生産性の向上に貢献「ファナック」

※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=6lHXG699dto)

商材の梱包およびパレタイジングを行っている様子です。ファナックのCRX-10iAコボットがケースを組み立て、それを梱包ステーションに配置し、コンベアから製品を押し出して梱包しています。その後、箱はコンベヤー上を続けてラインの終わりに運ばれ、そこでファナックのCR-35iAが完成したケースをピックアップしパレタイズ。協働ロボットが作業の自動化を支援し、効率化と生産性の向上に貢献していることがわかります。

安全に人と協働しラインを自動化「Techman Robot」

※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=GlYrKIhxQcM)

タイのテックマン工場でTMパレタイジングオペレーターが動作する様子です。協働ロボットが導入されたことにより製造ラインが自動化。従業員の近くでロボットが安全に動作していることも伺えます。パレタイジングの時間を短縮し、従業員は繰り返しの作業から解放されました。

充填・包装工程を自動化
「デンソーウェーブ」

※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=FJQOgJOG50o)

自動充填ロボット「COBOTTA」は、やさしいフォルムで、小型・軽量。持ち運びしやすい点が特徴です。ロボットに関する専門知識も不要なので、すぐに作業を始められます。

活用事例では、バイアル瓶を充填機にセットし、薬液の充填完了後、専用トレーに戻すという単純作業をCOBOTTAにて自動化。ロボット導入により、研究者は研究作業に専念できるようになりました。また、薬液による作業者への汚染リスクも低減します。

安心安全に本来の業務に集中できるようになるため、作業の生産性も高くなります。

※参照元:デンソーウェーブ公式HP(https://www.denso-wave.com/ja/robot/katsuyou/collabo.html)

協働ロボットは目的に合わせて導入しよう

マテリアルハンドリングには、物品の移動や搬送、仕分け、充填、組立、包装、梱包など、多くの工程があります。これらの作業を自動化することで、業務の効率化や大幅な生産性向上が図れるため、多用途に活用できる協働ロボットを選ぶのがおすすめ。また、作業者がすぐに使えるよう、設定のしやすさに注目するのもポイントです。

協働ロボットは、自社に合ったものを選ぶことで、生産性の大幅な向上や省人化の実現が期待できます。そのためには、まず自社の課題や目的を明確にすることから始めましょう。このサイトでは、自社にあった協働ロボットを選べるよう、メーカーの特徴、性能ごとにおすすめの協働ロボットをご紹介しています。課題や目的を明確にしたうえで、じっくりと比較してみてください。

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