デンソーウェーブはキャッシュレス決済などで目にしない日はないQRコードを開発した会社として知られる産業機器メーカーです。バーコード・QRコードリーダー、RFIDリーダー、産業用小型ロボットなどの開発・製造、セキュリティコントローラーなど制御機器の開発・製造を行なっています。
ロボティクス事業では、自動車、電気電子製品、食品などの製造ラインのほか、医療・医薬品の製造や分析、試薬の取り扱いに対応したロボットを多く開発しています。
モデル | 質量 | 可搬重量 | 軸数 | 最大TCP速度 | 位置繰り返し精度 | リーチ長 |
---|---|---|---|---|---|---|
COBOTTA | 約4kg | 0.5kg | 6 | - | ±0.05mm | 342.5mm |
COBOTTA PRO 900 | 約29kg | 6kg | 6 | 2100mm/s | ±0.03mm | 1066mm |
COBOTTA PRO 1300 | 約41kg | 12kg | 6 | 2500mm/s | ±0.04mm | 1463mm |
※質量:マニピュレーターそのものの重量。
※可搬重量:ロボットの動作性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。
※軸数:ロボットがもつ関節のこと。関節が多いほど、複雑かつ柔軟な動作が可能です。
※最大TCP速度:TCPはTool Center Pointの略称。最大TCP速度とは、ロボットアームの先端の最高速度です。
※位置繰り返し精度:同一条件下で教示したポイントに対して、繰り返し動作させた場合のTCPの変動幅(ばらつき)のこと。値が小さいほど正確に動作することを示しています。
※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。
「単純作業はロボットにまかせて、もっと創造的な仕事がしたい」などの希望を叶えるために開発されたCOBOTTAは、重量わずか4kgと携帯性に優れており、工場での部品の仕分け、医薬品研究現場での正確な繰り返し作業、学校でのプログラミングの授業といったさまざまな場面での利用が可能です。
身近で使うからこそ安全性には幾重にも配慮されており、手指を挟み込まないようなジョイント形状を持っているほか、すべてのジョイントにセンサーを組み込んでトルクと速度を監視しています。
COBOTTAは性能に優れた協働ロボットです。業務効率化の一助として協働ロボットを導入するなら、目的に適したロボット選びが重要です。当サイトでは、人的リソース確保や生産性向上につながる、おすすめの協働ロボットを紹介しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
軽量・省スペースでどこにでも持ち運べることに加えて、ダイレクトティーチングと直感的に操作を選択できるGUIによって、教示作業が10分間完了できるため、「ちょっと手が足りないから手伝って欲しい」というフレキシブルな使い方が可能です。
引用元:デンソーウェーブ公式youtube
(https://www.youtube.com/watch?v=vjZ83nrPTiA)
包装前の袋麺に薬味を添えて搬送する作業を自動化しました。HSRロボットがコンベヤの速度に合わせて袋麺をピックしてコンベヤに載せ、2台のCOBOTTAが薬味を1種類ずつ麺の上に載せていきます。
HSR(Human Support Robot)とコンベヤ、2台のCOBOTTAは人工知能で一括制御されており、工程を自動化して人手不足の解消に貢献します。
引用元:デンソーウェーブ公式youtube
(https://www.youtube.com/watch?v=g1wHYp31_PQ)
材料分析作業において、溶液の濾過、定容と攪拌、ビーカーの洗浄といった繰り返し作業をすべてCOBOTTAがになっています。器具はラボでそれまで使われていた既存のものをそのまま使用。
反復作業をCOBOTTAが行うことで省力化につながったと同時に、トレサビリティーの管理が容易になりました。