デンソーウェーブはキャッシュレス決済などで目にしない日はないQRコードを開発した会社として知られる産業機器メーカーです。バーコード・QRコードリーダー、RFIDリーダー、産業用小型ロボットなどの開発・製造、セキュリティコントローラーなど制御機器の開発・製造を行なっています。
ロボティクス事業では、自動車、電気電子製品、食品などの製造ラインのほか、医療・医薬品の製造や分析、試薬の取り扱いに対応したロボットを多く開発しています。
モデル | 質量 | 可搬重量 | リーチ長 | ダイレクトティーチング機能 | 位置繰り返し精度 | トルクセンサーの搭載 |
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COBOTTA | 4kg | 0.5kg | 342.5mm | - | ±0.05mm | ○ |
※可搬重量:ロボットの性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。
※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。
※ダイレクトティーチング:作業者が手でロボットを動かし、直接動作を覚えさせる方法。ロボットになれていない方でも、簡単に動作設定ができます。
※位置繰返し精度:同一条件下で繰り返し検査を行った場合の測定値の変動幅(ばらつき)のこと。幅の値が小さいほど正確であることを示しています。
※トルクセンサー:トルク(軸をねじる力)を計測するための装置のこと。協働ロボットにおいては、人や障害物との接触を検出することにも役目を果たしています。
「単純作業はロボットにまかせて、もっと創造的な仕事がしたい」などの希望を叶えるために開発されたCOBOTTAは、重量わずか4kgと携帯性に優れており、工場での部品の仕分け、医薬品研究現場での正確な繰り返し作業、学校でのプログラミングの授業といったさまざまな場面での利用が可能です。
身近で使うからこそ安全性には幾重にも配慮されており、手指を挟み込まないようなジョイント形状を持っているほか、すべてのジョイントにセンサーを組み込んでトルクと速度を監視しています。
COBOTTAは「性能」に特化した協働ロボットです。業務効率化の一助として協働ロボットを導入するなら、目的に適したロボット選びが重要です。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口で協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
軽量・省スペースでどこにでも持ち運べることに加えて、ダイレクトティーチングと直感的に操作を選択できるGUIによって、教示作業が10分間完了できるため、「ちょっと手が足りないから手伝って欲しい」というフレキシブルな使い方が可能です。
引用元:デンソーウェーブ公式youtube
(https://www.youtube.com/watch?v=vjZ83nrPTiA)
包装前の袋麺に薬味を添えて搬送する作業を自動化しました。HSRロボットがコンベヤの速度に合わせて袋麺をピックしてコンベヤに載せ、2台のCOBOTTAが薬味を1種類ずつ麺の上に載せていきます。
HSR(Human Support Robot)とコンベヤ、2台のCOBOTTAは人工知能で一括制御されており、工程を自動化して人手不足の解消に貢献します。
引用元:デンソーウェーブ公式youtube
(https://www.youtube.com/watch?v=g1wHYp31_PQ)
材料分析作業において、溶液の濾過、定容と攪拌、ビーカーの洗浄といった繰り返し作業をすべてCOBOTTAがになっています。器具はラボでそれまで使われていた既存のものをそのまま使用。
反復作業をCOBOTTAが行うことで省力化につながったと同時に、トレサビリティーの管理が容易になりました。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)