このページでは、食品工場における協働ロボットの用途や活用例についてまとめています。協働ロボットの特徴や活用動画なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=5cHiRszliIM)
株式会社デンソーウェーブが開発した協働ロボット「COBOTTA」は、本体質量約4kgと小型・軽量であるのが特徴です。「人へのやさしさ」をテーマに開発されており、ティーチングも簡単。ダイレクトティーチング機能のほかカメラによるティーチングも行えます。
食品工場の用途では、加熱済み食品の温度計測などを任せられます。正確な温度計測には計測位置や角度が重要ですが、COBOTTAはカメラで対象物の中心部を認識してプローブを挿入します。計測した中心温度や合否、測定時カメラ画像などを画面に表示してくれるため、不良品をすぐに判断できます。
※参照元:デンソーウェーブ公式HP(https://www.denso-wave.com/ja/robot/product/collabo/cobotta.html )
※引用元:ストーブリ株式会社(https://premium.ipros.jp/staubli/product/detail/2000582370/?hub=166+1849668)
ストーブリ株式会社の協働ロボット「TX2シリーズ」は、さまざまな安全機能を搭載しています。センサ等と組み合わせることで安全なロボットシステムの構築ができ、セーフストップ・セーフスピード・セーフゾーンなどの機能を実現。人を検知して減速・一時停止するなどの安全機能により、柵なしでも安心して協働できるでしょう。
Bischofszell Nahrungsmittel AGの導入事例では、惣菜パックの整列作業をTX2シリーズと人が協働しています。
また、ストーブリのロボットは精度やスピード、剛性を強みとしていますが、TX2シリーズでも性能を確保。安全機能と高性能を両立させています。
※参照元:ストーブリ公式HP( https://premium.ipros.jp/staubli/product/detail/2000582370/?hub=166+1849668)
※引用元:YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=2ua_ZCYpwDo&t=2s)
安川電機が開発した協働ロボット「MOTOMAN-HC10DTF」は、無塗装であるのが特徴。塗装をあえてしないことで、塗装剥がれなどによる異物混入を防ぎます。拭き掃除もしやすいため、衛生面においても安心して導入できそうです。
食品工場での用途例として、ケーキデコレーションを「MOTOMAN-HC10DTF」が担当。職人技のような正確な作業を効率良く行えるため、人手不足に悩む食品工場でも即戦力として活躍してくれます。
※参照元:安川電機公式 HP( https://www.e-mechatronics.com/application/detail-106.html )
※引用元:youtube(https://www.youtube.com/watch?v=1jHMGJCRs_Y)
川崎重工業の双腕スカラロボット「duAro1」は、コンパクトなスペースにも設置可能。組み立てやハンドリングを行えます。
食品工場での活用事例では、コンビニエンスストアなどで販売されているおにぎりの番重詰めをduAro1が実施。duAro1がハンドリングから番重詰めまで行ってくれます。作業員は番重をセットすれば良いため、作業負担の軽減と省人化を実現できます。
※参照元:川崎重工業公式HP( https://robotics.kawasaki.com/ja1/products/robots/dual-arm-scara/duAro1/index.html)
食品工場では、整列作業やハンドリング、番重詰めなどさまざまな作業を協働ロボットに任せられます。また、ロボットによっては温度計測やケーキデコレーションなどの作業に対応できることも。
自社で協働ロボットを導入する際は、扱っている食品や製品に合った性能をもつロボットを選ぶことが大切。たとえば柔らかい食品や壊れやすい製品を扱う作業を任せたい場合は傷をつけずにハンドリングできるロボットを選ぶと良いでしょう。また、異物混入のリスクを下げるために無塗装のロボットを選ぶのもおすすめです。
食品工場において、製品整列や箱詰めなどさまざまな工程で協働ロボットが役立ちます。
そこで、このウェブサイトでは、おすすめの協働ロボットを選定し、スペック表を掲載しています。導入目的に合わせて各メーカーの協働ロボットを比較していますので、協働ロボットの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)