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精度を重視して選ぶ

精度のイメージ

協働ロボットを導入しても、作業の仕上がりにばらつきがあれば、結局、人間の手による手直しが発生してしまいます。協働ロボットの動作精度は、導入時にしっかりと検討したいポイントです。ここでは、そんな協働ロボットの精度について解説します。

大きな差がつく
協働ロボットの「精度」

レーザー溶接やレーザー切断、バリ取りといった、高い作業品質が求められる生産現場では、協働ロボットの動作の精度が重要になってきます。

単純な搬送作業ならそれほど問題はないかもしれませんが、精度の低い協働ロボットを導入してしまうと、作業の仕上がりにばらつきが発生することでしょう。

協働ロボットの動作精度は、メーカーによって異なります。カタログ資料などからはわからないことも多いため、導入にあたっては慎重に調査すべきポイントになります。

精度で協働ロボットを
選ぶなら
トルクセンサーにも注目

ロボットアームをはじめ、協働ロボットの機体にはいくつかの回転軸が組み合わされており、これが繊細な動作を実現しています。

それぞれの回転軸ごとに、ねじる力や回転方向を細かく設定することで、高度な作業を行うことが可能です。

トルクセンサーとは、これらの軸をねじる力を計測する装置のことで、センサーの感度が精密であるほど、高い精度で作業が行えます。協働ロボットのトルクセンサーの装着数や感度は、メーカーや機種によって異なるため、検討のポイントにしましょう。

各メーカーのロボットは
「位置繰り返し精度」を
チェック

「位置繰返し精度」とは、同じ対象物の位置決めを繰り返し行い、そのばらつき結果を計測したものです。産業用ロボットのJIS規格でも定義されており、協働ロボットの動作精度を測る際にも重要なポイントにもなっています。

このウェブサイトでは、協働ロボットの導入に役立つように、それぞれのメーカーごとに位置繰返し精度を比較し、スペック表にまとめています。

高い精度を求める協働ロボットの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。そのほか、シェア率の高さやティーチングのしやすさなども注目するのがおすすめです。

協働ロボットの
導入事例を見る

「性能」「シェア」「簡易性」に
優れた協働ロボットを選ぶ

COMPARISON
「性能」「シェア」「簡易性」
に優れた
協働ロボット3選
性能で選ぶ
可搬重量やリーチの幅が
広い
ハイスペックロボット
Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)
Doosan Robotics

※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)

  • 本体重量100kg以下で可搬重量25kg・リーチ長1700mmを実現
  • 「高性能」を120%使いこなす為の教育サポートを用意
  • 全軸センサー搭載+守備範囲の広いゾーン設定で安全対策を徹底

Doosan Robotics
公式HPを見る

シェアで選ぶ
デンマーク発!
世界
シェアNo.1の王道ロボット
ユニバーサルロボット
ユニバーサルロボット

※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)

  • 世界的なシェアを誇るトップランナー的存在
  • 製造から教育・研究機関まで豊富な導入事例
  • ドイツ技術検査協会の認証を受けた安全性

ユニバーサルロボットの
公式HPを見る

簡易性で選ぶ
設置・設定を楽にする世界初
カメラ内蔵型協働ロボット
Techman Robot(テックマンロボット)
Techman Robot

※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)

  • 「見た画像」をもとに動作・座標の設定が可能
  • カメラを活かした読み取り作業が得意
  • 体の部位を選択して安全ゾーンの設定完了

Techman Robotの
公式HPを見る

※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)

「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。

「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。

「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。

※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf

※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/