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KUKA

KUKA社はドイツのアウグスブルクに本拠を置くロボットメーカーで、インダストリー4.0のリーディングカンパニーです。6軸型産業ロボットFAMULUSを開発し、中国の美的集団の買収提案を受け入れて、子会社化されました。

同社のロボットは、欧米では以前より多くの自動車メーカーの製造ラインに採り入れられています。また、クリーンルーム対応、爆発の危険のあるエリア向け、衛生対応、防水仕様など、特徴のあるロボットを製造しています。

KUKAの協働ロボットに
ついて

KUKAの協働ロボット

※参照元:KUKA 公式HP(https://www.kuka.com/ja-jp/製品・サービス/ロボットシステム/産業用ロボット/lbr-iiwa/request-a-demo-for-lbr-iiwa)

KUKAの協働ロボット

※参照元:KUKA 公式HP(https://www.kuka.com/ja-jp/業種/エレクトロニクス産業/半導体製造業における自動化)

KUKAの協働ロボット

※参照元:KUKA 公式HP(https://www.kuka.com/de-de/future-production/mensch-roboter-kollaboration)

KUKAの協働ロボット
KUKAの協働ロボット
KUKAの協働ロボット
モデル 質量 可搬重量 リーチ長 ダイレクトティーチング機能 位置繰り返し精度 トルクセンサーの搭載
LBR iiwa 7 R800 22.3kg 7kg 800mm 0.1mm
LBR iiwa 14 R820 29.5kg 14kg 820mm 0.1mm

※可搬重量:ロボットの性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。

※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。

※ダイレクトティーチング:作業者が手でロボットを動かし、直接動作を覚えさせる方法。ロボットになれていない方でも、簡単に動作設定ができます。

※位置繰返し精度:同一条件下で繰り返し検査を行った場合の測定値の変動幅(ばらつき)のこと。幅の値が小さいほど正確であることを示しています。

※トルクセンサー:トルク(軸をねじる力)を計測するための装置のこと。協働ロボットにおいては、人や障害物との接触を検出することにも役目を果たしています。

LBR iiwaは、高感度HRC(ヒューマン・ロボット・コラボレーション)に対応したロボットシリーズです。

LBR はドイツ語で「軽量構造ロボット」(Leichtbauroboter)を意味し、iiwa は英語で「知的能力を持った産業用作業アシスタント」(intelligent industrial work assistant) を指します。

LBR iiwaは7軸すべてにトルクセンサーが搭載されています。これによって、人とロボットが協力して高感度の作業を行うことが可能となっています。

LBR iiwaは、人と働くのに適した「性能」の高い協働ロボットです。協働ロボットによって業務の効率をアップさせるには、目的に適したロボットの導入が重要です。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口で協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。

「性能」「シェア」「簡易性」に
優れた協働ロボットを選ぶ

協働ロボットの
シリーズについて

LBR iiwa 7 R800
LBR iiwa 14 R820

それぞれ可搬重量7kgと14kgのモデル。クリーンルームに対応したモデルもあり、モデル名の末尾に「CR」が付きます。各軸のトルクセンサーによって接触を検知し、力や速度を瞬時に低下させる安全機能の高さを持っています。

高性能サーボ制御によって小さく繊細な部品を素早く見つけ出し、±2%のトルク精度でネジ締めに対応する高性能ロボットです。

KUKAの導入事例

オペレータと一緒に
自動車のランプの調整を実施

※引用元:KUKA公式YouTube(https://youtu.be/9HWY-CLR3Co)

自動車の組み立てラインでオペレータがヘッドライトを調整する間に、2台のKUKAロボットLBR iiwaがフォグランプの微調整を自律的に行います。

集中力を要する繰り返し作業を協働ロボットが担当することによって作業者の負担が軽減され、タクトタイムは短縮されると同時に、調整精度の向上という効果が出ています。

クリーンルーム内での
半導体製造を自動化

※引用元:KUKA公式YouTube(https://youtu.be/lW5bXNLt5XE)

KUKAの移動式協働ロボットLBR iiwa CRはウルトラクリーン製造に対応しており、繊細なウェハーの入ったカセット移送用ロボットから取り出して加工用の装置に入れ、処理が終わったカセットを再度移送用ロボットに積み込む作業などを行っています。

協働ロボットがプロセスを担当することで作業ログが残り、追跡性が向上しました。この会社では今後、自動化に加えてIoT、デジタル化と高度なデータ分析を統合したいと考えています。

協働ロボットの導入事例を
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KUKAの基本情報

COMPARISON
「性能」「シェア」「簡易性」
に優れた
協働ロボット3選
性能で選ぶ
可搬重量やリーチの幅が
広い
ハイスペックロボット
Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)
Doosan Robotics

※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)

  • 本体重量100kg以下で可搬重量25kg・リーチ長1700mmを実現
  • 「高性能」を120%使いこなす為の教育サポートを用意
  • 全軸センサー搭載+守備範囲の広いゾーン設定で安全対策を徹底

Doosan Robotics
公式HPを見る

シェアで選ぶ
デンマーク発!
世界
シェアNo.1の王道ロボット
ユニバーサルロボット
ユニバーサルロボット

※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)

  • 世界的なシェアを誇るトップランナー的存在
  • 製造から教育・研究機関まで豊富な導入事例
  • ドイツ技術検査協会の認証を受けた安全性

ユニバーサルロボットの
公式HPを見る

簡易性で選ぶ
設置・設定を楽にする世界初
カメラ内蔵型協働ロボット
Techman Robot(テックマンロボット)
Techman Robot

※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)

  • 「見た画像」をもとに動作・座標の設定が可能
  • カメラを活かした読み取り作業が得意
  • 体の部位を選択して安全ゾーンの設定完了

Techman Robotの
公式HPを見る

※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)

「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。

「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。

「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。

※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf

※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/