AUBO roboticsは、中国初の協働ロボットメーカーです。2009年よりロボット開発に取り組み、正式にAUBO roboticsを創業したのは2015年のこと。
2014年にはアメリカに研究開発拠点を設立し、現在は世界25カ国にある代理店を通して50カ国以上にロボットを輸出しています。
「コラボレーションが未来を創る」というキャッチコピーで、さまざまな生産現場の人手不足を解消すべく低コストのロボットを製造しています。
モデル | 質量 | 可搬重量 | リーチ長 | ダイレクトティーチング機能 | 位置繰り返し精度 | トルクセンサーの搭載 |
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AUBO i3 | 15.5kg | 3kg | 625mm | ○ | ±0.05mm | - |
AUBO i5 | 24kg | 5kg | 924mm | ○ | ±0.05mm | - |
M-SERIES | - | 6~15kg | 900~1700mm | ○ | ±0.05mm | - |
※可搬重量:ロボットの性能を維持したまま持ち上げられる重量のこと。
※リーチ長:ロボットアームの長さのこと。長いほど、高いところ、遠いところへの運搬・作業が可能です。
※ダイレクトティーチング:作業者が手でロボットを動かし、直接動作を覚えさせる方法。ロボットになれていない方でも、簡単に動作設定ができます。
※位置繰返し精度:同一条件下で繰り返し検査を行った場合の測定値の変動幅(ばらつき)のこと。幅の値が小さいほど正確であることを示しています。
※トルクセンサー:トルク(軸をねじる力)を計測するための装置のこと。協働ロボットにおいては、人や障害物との接触を検出することにも役目を果たしています。
AUBOの協働ロボットは「作業支援ロボット」と呼ばれており、コストを抑えて生産ラインの自動化を進めたい工場をターゲットに、可搬重量別に3種類のAUBO-iシリーズを展開しています。
いずれも操作の簡便さが特徴となっており、教示ペンダントを使用して初心者でも半日でのプログラミングのマスターが可能です(ダイレクトティーチングにも対応)。 可搬重量5kgのAUBO-i5は、中国で初めての協働ロボットです。
「簡易性」において大きな強みを持つ、AUBOの協働ロボット。協働ロボットを利用して業務の効率化を図るためには、目的に適したロボットを導入することが重要です。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口で協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
コストパフォーマンスが高く、中小企業にも導入しやすいAUBO-iシリーズの中で、もっとも小型な可搬重量3kgのタイプ。リーチ長は625㎜で、人と同じようなサイズ感。自動ネジ締めなどの作業に適しています。
中国で初めて開発された協働ロボットで、AUBO-iシリーズの中核をなす可搬重量5kgのモデル。リーチ長は924㎜。ピックアンドプレースなどに適しており、コストを抑えて人手不足を解消したい中小企業におすすめです。
重量37kgと軽量ながら、10kgの可搬重量を持つ6軸協働ロボット。リーチ長は1350㎜。重量物を扱えるので、パレタイジングなどに向いています。
※引用元:AUBO公式YouTube(https://youtu.be/cONc9eEH0q0)
金属製の屋根材や壁材といった建築資材や、自動車部品を製造するこの会社では、人手不足に対応するため、これまで複数人で行なっていた作業の少人数化を目指してAUBO-i5を導入しました。
設置が容易なAUBOは、必要な時に必要な場所で使用できます。
人手不足に悩む中小企業、特に二直体制の企業は費用対効果が出やすいので、AUBOを勧めたい、とのことです。
※引用元:AUBO公式YouTube(https://youtu.be/pFJgUOXmvvQ)
鋼材の製造・加工を行うこの工場では操業時間を8時半〜17時半に限定しており、超過勤務や夜勤を行わないという方針を貫いてきました。しかし、機械の稼働率を上げたいという希望があり、夜間にAUBO-i10を使ってパレタイジングを行うことになりました。
当初はロボットを使いこなせるか不安があったものの、販売代理店の三機が全面的に協力することで、スムーズに導入が完了しました。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)