「Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)」社の総販売代理店である「住友商事マシネックス」についてご紹介します。協働ロボットの導入においては、ユーザーに教育コンテンツも提供。取り扱う協働ロボットやサポート体制について、詳しく調べました。
住友商事グループに属する住友商事マシネックスは、世界中の優れたテクノロジーを発掘・提案し、化学、食品、自動車、建築など、多様な分野で取引実績をもつ機電総合商社。2019年11月にスタートした協働ロボット事業では、Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)社の日本国内総販売代理店を務めています。
「他社に負けない“本当に良い”協働ロボットをつくりたい」という意欲が強いDoosan(ドゥーサン)グループと、パートナー契約を締結した住友商事マシネックス。背景には、同社がユーザーとメーカーの間に立って常にフィードバックを受け、ソフトウェアなど周辺機器も含めて「一番良い状態のもの」を提供したいという想いがありました。
ゆえに、「ユーザーとメーカーの間に居ることこそが住友商事マシネックスの価値」と考え、メーカーにとっていくつかある代理店のひとつではなく、情報の伝達が早く柔軟な対応が可能な独占販売にこだわっています。
※ 2021年9月調査時点
産業ロボットとは違い、柵がなくても利用できる点が協働ロボットのメリットですが、人とロボットとの距離が近いからこそ安全管理を徹底する必要があります。住友商事マシネックスは、通常、協働ロボットには必須とされていない「教育コンテンツ」を提供。導入側が正しくロボットの機能を理解し、安全に活用できるよう、操作方法・導入実践コースとして使い方を指導しています。
教育コンテンツを通して、現場を知り尽くしている導入者側が知識を蓄え、適材適所で協働ロボットをフル活用することができれば、費用を払ってSIer(ロボット導入をサポートする専門家)にロボットの設定を依頼する必要がありません。なお、住友商事マシネックスの教育コンテンツは、ロボットSIerと共同で開発したもの。より実践に近い内容になっています。
協働ロボットによって人手不足解消を図るのなら、現場のニーズや環境に合ったロボットの導入が重要です。当サイトでは、「性能」「シェア」「簡易性」という3つの切り口でおすすめの協働ロボットを選出しています。何を選べば良いかわからない…という方は、ぜひ参考にしてください。
引用元:住友商事マシネックス「Doosan Robotics」HP(https://www.cobot-smx.jp/products/h2017.html)
Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)は、欧州や米国、中国をはじめ、世界16か国に代理店ネットワークをもち、機能面・安全面ともに優位性が高い協働ロボットとして知られています。
3つのシリーズを展開しており、最大リーチ長1,700mmを誇るハイエンドモデルM-SERIES(Mシリーズ)、最大可搬重量が25kgと「力持ち」であることが特徴的なH-SERIES(Hシリーズ)は、全6軸にトルクセンサー(安全センサー)を搭載。そのため、安全性はもちろん、直角や一定方向を指定して動かす使い方ができて作業を選びません。残るA-SERIES(Aシリーズ)は、性能こそ他シリーズに劣るものの本体価格の安さと速度が魅力。これまで、費用を理由に協働ロボットの導入をあきらめていた方にはおすすめなシリーズです。
また、Doosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)の本体質量は最大でも70kgとなっており、質量が2桁のロボットの中では最大リーチ長・最大可搬重量を誇ります(※2021年9月時点当サイト調べ)。協働ロボット本来の魅力である汎用性を保つには、ロボット本来の質量も考慮する必要があります。本体質量が100kgを超えるとなると、人の手だけでロボットを移動させることは難しいでしょう。そういった意味では、軽さや安全性、導入費用、教育のしやすさなど、協働ロボットの良さを残しつつも、スペックで勝負している点がDoosan Robotics(ドゥーサンロボティクス)の最大の魅力といえるかもしれません。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)