このページでは、小型協働ロボットについて解説します。人間と同じ作業空間に設置できる小型協働ロボットの特徴やメリット、また注目の機種についても紹介します。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
協働ロボットであれば、リスクアセスメントを前提に、柵や囲いがなくても、人間と同じ空間でロボット作業が行えます。
近年ではロボットの小型化も進んでおり、作業スペースに限定されることなく導入することが可能です。
ロボットの小型化には、人間と並んで生産ラインを構築できる、移動や再設置がしやすい、などのメリットがあります。協働ロボットに期待されている高い汎用性もまた、小型化によっていっそう強化されるでしょう。
※参照元:株式会社ダイアディックシステムズ 公式HP(https://dyadic.co.jp/dsr2-400/)
本体重量14kgという小型協働ロボット「DSR02-400」。作業台の上にも設置できるサイズ感なので、作業の省人化や働く環境の改善はもちろん、人間との連携も取りやすいことが特徴です。
ロボットアームの先端には、電動ドライバや吸着パッドなど、さまざまなエンドエフェクタを装着可能。ピック・プレイス作業や箱詰め、ねじ締めといった幅広い作業ができます。
※参照元:住友重機械工業株式会社 公式HP(https://www.shi.co.jp/info/2015/6kgpsq0000001wp0.html)
ロボット本体の重量は19kg。「Sawyer」は小型の協働ロボットでありながら本格的なロボットアームを備えています。多品種・小ロットの生産現場でも1台で対応できます。
従来のアームでは難しかった、ピン入れといった細かい作業も行えるようになっています。そのうえ、初心者でもできるダイレクトティーチングにも対応しています。
※参照元:三菱電機 公式HP「MELFA ASSISTA」(https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/rbt/robot/pmerit/assista/index.html)
「三菱電機」が開発する協働ロボット「ASSISTA」は本体質量32kg。産業ロボットと比較すれば、生産現場に設置しやすいサイズ感です。
人間の隣に設置して、作業を行うことができます。
ダイレクトティーチングはもちろん、端末画面のタッチ操作だけで動作フローを作成できるビジュアルプログラミングにも対応しています。
小型化が進んでいる協働ロボットですが、導入の際に重要なのは目的です。導入目的である具体的な作業内容に対応できなければ、たとえ小型であっても意味がありません。
可搬重量やティーチング機能を含め、目的にあわせて機種を選びましょう。
このウェブサイトでは、協働ロボットの導入に役立つスペック表も掲載しています。目的に合わせて参考にしてみてください。
※引用元:Doosan Robotics公式HP(https://www.cobot-smx.jp/products/m0609.html)
※引用元:ユニバーサルロボット公式HP(https://www.universal-robots.com/ja/ユニバーサルロボットについて/ニュースセンター/ユニバーサルロボット-smc社の協働ロボット用真空グリッパユニットを-urplus製品として認証/)
※引用元:Techman Robot公式HP(https://www.tm-robot.com/ja/heavy-payload/)
※選出基準(調査時期:2021年7月、編集チーム調べ)
「性能」:汎用性の高さを維持できる100kg以下の協働ロボットのうち、最大可搬重量・最大リーチ数を誇っている点。
「シェア」:世界シェアNo.1※1の協働ロボットである点。
「簡易性」:カメラ内蔵型協働ロボットを世界で初めて開発※2し、視覚による操作性を実現した協働ロボットである点。
※1参照元:ロボットによる社会変革推進会議2019年調査[PDF](https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/pdf/20190724_report_01.pdf)
※2参照元:SSI公式HP(https://ssi-robot.co.jp/tm-robot/)